スネークの遊び方: 基本から上級テクニックまで

スネークは、ヘビを動かしてエサを食べ、伸びていく自分の体を避けながら、どれだけ生き残れるかを競うゲームです。ルールは3行で済みますが、点数の差を作るのはルールではなく習慣です。このページでは、初めての人が最初に読む内容から、100点を目指す人が使うテクニックまで、順に説明します。

スネークとはどんなゲームか

1匹のヘビが、格子の上を止まらずに進みます。プレイヤーができるのは向きを変えることだけで、止めることも後ろへ戻すこともできません。エサを食べると体が1マス長くなり、その長くなった体は、次の瞬間にはもう障害物です。うまくなるほど盤面は狭くなるので、勝つことと自分を追い込むことは表裏一体です。

起源は、1976年のアーケード基板「Blockade」だといわれています。2人用で、お互いに線を描いて相手を閉じ込める遊びでした。相手を外してエサを足すと、現在の1人用の形になり、さまざまな機種に広がりました。世界中に知られるきっかけは、1997年のNokia 6110に最初から入っていたことです。小さな画面と少ないボタンでも遊べたことが、長く残った理由です。

基本ルール

ヘビはひとりでに進みます

ヘビは、いま向いている方向へ、決まった間隔で1マスずつ進みます。矢印キーは「進め」ではなく、「次はどちらへ進むか」を決める操作です。手を離しても進み続けるので、このゲームでは何もしないことは、まっすぐ進むことと同じ選択です。

エサを食べると長くなります

頭がエサのマスに入ると、点数が1増え、体が1マス伸びます。正確には、そのときだけ尻尾を縮めないということです。ふだんは、頭が1マス進むのと同時に尻尾が1マス下がるので、長さは変わりません。新しいエサは、すぐに盤面のどこか別の場所に出ます。

終わり方は2つだけです

盤面の外に出るか、頭が自分の体にぶつかった瞬間に終わります。ほかの危険はありません。制限時間も目標点もないので、死なない限りずっと続きます。だからスネークの点数は、腕前というより、ミスの少なさを数えたものに近くなります。

このアプリの仕組み

ここからは、このアプリ固有の動きです。スネークは実装ごとに、盤面の大きさ、速さ、壁の扱いが違います。ここを先に読んでおくと、納得できない負けを減らせます。

15×15の正方形の盤面

盤面は横15マス、縦15マスで、合計225マスです。開始時のヘビは中央にいて、長さは3、向きは右です。最初の向きの入力があるまで動かないので、始める前に盤面をゆっくり見られます。矢印キーかスワイプのどれかが、スタートの合図です。

速さは変わりません

ほかのスネークとの一番大きな違いです。このアプリは0.16秒ごとに1マス進み、点数や体の長さが変わっても、その間隔は変わりません。食べるほど速くなることも、レベルも、速度の設定もありません。だから終盤が難しくなるのは、手が追いつかないからではなく、盤面が狭くなるからです。序盤に作った余裕がそのまま最終スコアにつながるので、最初に急ぐ理由はありません。

壁は通り抜けられません

上の端から出ると下の端から出てくる、というタイプの盤面ではありません。1マスでも盤面の外に出たら、その場で終わりです。このルールのせいで、壁沿いに進む作戦には価値があります。壁沿いはぶつかるものがなく安全ですが、逃げ道が1方向減るという代償もあります。

尻尾が離れたマスには入れます

自分の体にぶつかったかどうかは、尻尾が下がり終わったあとの体で判定します。そのため、尻尾の先がいるマスに頭が入っても、同じ瞬間に尻尾がそのマスを空けるので、死にません。例外は、エサを食べるタイミングです。そのときは尻尾が下がらないので、尻尾の先のマスにちょうどエサがあると、そのマスには入れなくなります。

逆向きの入力と、その落とし穴

右へ進んでいるときに左を押しても、その入力は捨てられます。ぶつかるのではなく無視されるので、そこは心配いりません。ただし、1マス進む前に2回曲がる場合は別です。右へ進んでいるときに、上、左と素早く押すと、どちらも現在の向きの真逆ではないので両方通り、ヘビは自分の首の方へ曲がってしまいます。急いで矢印キーを連打すると、こうなります。

エサの出る場所

エサは、ヘビがいないすべてのマスから選ばれます。中央に寄ったり、頭から遠ざけたりする偏りはありません。選ぶための乱数は、その日の日付から作るので、同じ日に来た人は同じ順番になります。ただし、ヘビのいるマスは候補から外れるため、動き方によっては、エサが落ちる場所が人によって変わることもあります。同じ条件で競うには十分ですが、盤面がまったく同じになるとは限りません。

操作と、ない機能

キーボードで使えるのは4つの矢印キーだけで、文字キーは何も起きません。タッチ操作では盤面のどこでもスワイプでき、20ピクセルより短い動きはタップとみなして無視します。斜めのスワイプは、大きく動いた軸のほうで判断します。

ない機能もはっきり書いておきます。一時停止はなく、再開ボタンもないので、終わったあとにもう一度遊ぶには再読み込みが必要です。途中経過は保存されないため、プレイ中にタブを閉じると、その回は消えます。最高記録を残す場所もありません。取り消しも、残機もありません。すべてブラウザーの中だけで動くので、アカウントは要りません。

終わったあと

死ぬと、その場に点数が出て、共有ボタンが現れます。押すと、日付と点数だけを入れた短いメッセージがコピーされます。通った道筋やエサの出た場所は入らないので、まだ遊んでいない人に送っても、ネタバレになりません。

基本のテクニック

どれも目と手で行うことです。このアプリは経路を描かず、危ないマスにも印を付けないので、判断はすべて自分で行います。ただ、一度身につければ、どのスネークでも使えます。

エサの先の、次の一手を見ます

初心者と経験者の差は、エサを食べられるかではなく、そのすぐあとにどこへ行くかです。エサのマスに入ると体が1マス増えることを覚えておいて、入る前に、そこからの出口がいくつあるかを数えます。出口が1つしかないエサは、1回分の記録を丸ごと失うこともあります。

曲がるのは早めに、1回だけです

曲がる操作は、次の1マスの動きで効きます。ぶつかる直前に押すより、2マスほど手前で押すほうが、ずっと安全です。素早い2連打は、前に書いた自分への衝突を呼びます。ヘビが実際に曲がって1マス進んだのを確かめてから、次の向きを押す習慣をつけましょう。

壁を背にして回ります

中央を横切ると、盤面が左右に分かれて、残りの空きが2つに割れます。体が短いうちは問題ありませんが、20マスを過ぎるあたりから、そうした横断が後で響くことがあります。壁沿いに大きく回り、必要なときだけ内側に入るほうが安全です。

上級のテクニック

速さが一定なので、終盤の難しさはすべて、空きマスの管理から来ます。下の3つが、その管理の方法です。

S字で埋めるように進みます

1行を端まで進み、1マス下がって、戻ってくる。この往復の経路を決めて、その上だけを動きます。退屈に見えますが、すき間なく盤面全体を通るので、エサがどこに出ても、いずれ経路の中に入ります。15行なら、1周もそれほど長くありません。体が長くなって、計画を立てるのが大変になったときの、頼れる逃げ場です。

尻尾の場所を見失いません

行き止まりかどうかを調べる一番簡単な方法は、いまの場所から自分の尻尾までの道がまだあるかを見ることです。尻尾は一瞬ごとに退くので、尻尾を追う道がふさがれることはめったにありません。エサが遠い、または危ないときは、あきらめて尻尾を追いかけ、時間を稼ぐ手があります。このゲームに制限時間がないことが、その手に価値を与えています。

空いている場所を分けません

体が長くなると、ヘビ自身が盤面を分ける壁になります。残りの空きマスが2つの塊に割れて、頭が小さいほうに入ると、体がその塊のマス数より長い場合は出られません。だから終盤は、エサへの最短経路ではなく、空きマスが1つの塊のままになる経路を選びます。壁沿いが良いのもこのためです。端に沿った体は、外側を巻くだけで、盤面を2つに切りません。

よくあるつまずき

何も押していないのに死にます

たいてい、原因は2つのどちらかです。1マス進む前に向きのキーを2回押して、自分の首へ曲がったか、前の入力がまだ効いていないうちに別のキーを押して、思っていたのと違うマスに出たかです。1回押したら、ヘビが実際に曲がるのを見てから次のキーを押すようにすると、ほとんど解消します。

壁をかすめて盤面の外へ出ます

壁沿いは良い作戦ですが、角では反応できる時間が実質半分になります。この盤面は壁を通り抜けられないので、遅れて曲がると取り返せません。壁に着く2マス手前で曲がる向きを決めて、迷わず実行します。

エサが角に入ったとき

角にあるエサは、入り口も出口もほぼ1つです。体が短ければそのまま取りに行って構いませんが、長くなったら、角のまわりの空きを作り、出る道を確保してから入ります。エサは消えないので、急ぐ必要はありません。

急に終わってしまったとき

再開ボタンはないので、やり直すにはページを再読み込みします。続きから再開することもできないため、死んだ回はそこで終わりです。一方、その日のエサの順番は最初から同じなので、いま負けた回のエサの出た場所を覚えておくと、次の出だしがぐっと楽になります。